インフルエンサーが『この銘柄、間違いなく来ます!』と言うから買ったのに、資産が溶けるのはなぜだろう?
こんな疑問を持ったこと、ありませんか?僕たちはついYoutuberやSNSで話題の情報に踊らされてしまいます。でも、彼らは僕たちのためではなく、自分の利益や視聴回数を増やすために情報を発信している場合もあるんですよね。
その結果、情報が古くて「高値づかみ」してしまったり、不安を煽られて資産を安値で手放したり…こんな経験が増えてしまうんです。僕も以前、ビデオ会議株や代替肉企業株で大失敗した経験があります。そのたびに学びましたが、心とお金へのダメージは相当なもの。
この記事では、情報に踊らされるリスクとその対策について解説します。そして、僕がどのように失敗から立ち直り、自分なりの投資ポリシーを見つけたかもお伝えします。「次こそは成功したい!」と思うあなたの背中を押せる内容です。ぜひ最後まで読んで、投資をもっと楽しみましょう!
1. 情報に踊らされる人の特徴
あなたはこんな行動、していませんか?
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他人の意見を信じすぎる
Youtuberの「これ、間違いなく伸びます!」という言葉を聞いて、つい「そうか、じゃあ僕も!」と勢いで買ってしまう…。動画の最後に「投資は自己責任で」と書いてあるのに、冷静になる頃には画面に表示された赤い数字にショックを受ける、なんてことはありませんか? -
自分でリサーチをしない
「他の人がもう買ってるなら安心でしょ」と思い、企業の財務状況や市場の動向を調べるのはスルー。結果、「なんか想定と違う方向に進んでる?」と焦ることに。僕も以前、「ビデオ会議が絶対に来る!」と思い込んだ結果、大損して学びました。 -
投資ポリシーがない
「この株は儲かる!」「あの仮想通貨が熱い!」と、話題になっている銘柄に次々と飛びつく人。目の前の情報に反応しているだけで、全体のリスクや自分の資産配分なんて考えたことがない場合は要注意。
これ、過去の僕の姿そのものでした(笑)。
2.情報に踊らされるリスク
インフルエンサーや話題の情報に頼りすぎると、次のようなリスクに直面することがあります。
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情報の鮮度が低い場合がある
Youtuberが「この銘柄、今がチャンス!」と動画で紹介する頃には、すでに価格が上がり切っていることが多いです。特に動画は編集や公開までに時間がかかるため、リアルタイムではありません。僕も「今後絶対に需要が伸びる!」というビデオ会議関連の株を高値で掴み、その後じわじわと下がるグラフを眺め続ける羽目になりました…。これが鮮度の低い情報の怖さです。
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高値づかみの可能性が高まる
話題の銘柄はすでにピークに近いことが多いです。「みんなが買ってるから安心!」という心理が働きますが、実際にはその時点で大口投資家が売り抜けている場合もあります。その結果、安値で買えた人は利益を出し、後から買った人は損をするという構図に。 -
ポジショントークの危険性
一部のインフルエンサーは、自分が保有している銘柄の価格を上げるために情報を発信している場合があります。これを「ポジショントーク」と言います。つまり、視聴者が買えば買うほど彼らが得をする仕組みです。例えば「この銘柄、年内に2倍になります!」なんて大げさな話を聞いて買ったのに、数カ月後には価格が半分になっていた…。実は彼らが売り抜けた後だった、なんてこともあります。
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暴落煽りのリスク
一方で「この銘柄は危ない!今すぐ売れ!」と暴落を煽る情報にも注意が必要です。不安を感じた視聴者が安値で資産を売却し、大口投資家がそのタイミングで買い占めるパターンもあります。実際「これは危険!」という声に焦って株を手放した後に価格が急回復し「なんで持ち続けなかったんだ…」と後悔したことがあります。暴落煽りは冷静さを失わせる大きな罠です。
リスクへの対策ヒント
これらのリスクを回避するためには、次のことを意識しましょう:
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情報源を複数チェックする
インフルエンサーの発言をそのまま信じるのではなく、他のニュースや分析レポートで確認を。信頼性の高い情報源を自分で持つことが重要です。 -
慌てて行動しない
「今すぐ買わないと!」や「急いで売らないと!」という言葉に振り回されず、少し時間を置いて考えるクセをつけましょう。 -
自分の投資基準に照らし合わせる
投資ポリシーを持ち、それに沿った行動をすることで、不安や焦りを抑えることができます。
3. 僕の失敗談:ビデオ会議株と代替肉企業株での大損
実は僕も、インフルエンサーや話題の情報に踊らされて大損した経験があります。
1つ目の失敗:ビデオ会議関連株
リモートワークが急増していた頃、「これからはオンライン会議が主流だ!」と、あるYoutuberが熱く語る動画を観て、「確かに、これから需要が伸びるに違いない」と僕も納得。すぐにその銘柄を購入しました。
でも、買った直後に気づきました。「あれ?すでに株価がすごく上がってる…」。高値で買ってしまった結果、しばらくして競争が激化し、需要が減少。
さらに、世界的なパンデミックが収束していく中で、リモートワークやオンライン会議の需要そのものが縮小し、株価はじわじわと下がり続けました。僕の資産もその波に飲み込まれる形となったのです。
2つ目の失敗:代替肉企業株
次に失敗したのは、「大豆を使った代替肉企業株」です。この企業は環境に優しい食材を提供し、未来の食文化を支えるビジネスだと期待されていました。「地球環境に優しい上に健康志向。これは儲かる!」と期待して購入しました。
ところが購入後に株価は急落。振り返ってみると、このビジネスはそれほど目新しいものではありませんでした。昔から「大豆ハンバーグ」などはありましたし、新規性という意味では欠けていたんです。
さらに、生産コストや利益率をよく考えると、まだタイミングが悪かったことにも気づきました。競合企業が続々と台頭する中、この企業の利益は予想を下回り、株価は低迷を続けました。
「気づけば僕のポートフォリオで『塩漬け銘柄』」となり、見るたびにため息をつく存在に。それでも僕は、「押し目だ!」と信じてナンピンを続けました。資金を追加して買い増しを繰り返すことで、損失を取り返そうと必死でした。
でも、結局その努力もむなしく、株価は回復せず。最後には「ここまでか…」と観念して損切りしました。その瞬間の虚しさは、今でも鮮明に覚えています。
学んだ教訓
これらの失敗から学んだのは、「話題性だけで購入してはいけない」ということです。インフルエンサーの言葉に踊らされて、自分で十分にリサーチをしなかったことが最大の原因でした。
「ビデオ会議株」では、「すでに株価が上がり切っているかもしれない」という冷静な視点を持つべきでしたし、世界的な環境の変化(パンデミックの収束)による需要の減少を見越すべきでした。「代替肉企業株」では、競合や生産コスト、タイミングなど、もっと広い視野でリスクを分析すべきでした。
さらに、損失を取り戻そうとナンピンを続けたことも、結果的には損失を膨らませる要因となりました。投資の判断は、感情ではなく冷静な分析に基づくべきだと痛感しました。
インフルエンサーの情報は参考にする程度にとどめ、自分なりの基準で判断することが重要だと、今では心に刻んでいます。