FIRE達成後に気づいた「本当に欲しいもの」とは？モノから体験へ

FIREを目指していた頃、僕には欲しいものがいっぱいありました。キャンプ道具やバイク用品、洋服――どれも「これがあれば人生もっと楽しい！」と思えるアイテムでした。

でも、資産が増えるにつれて不思議とモノへの欲求が薄れ、旅行や食事といった「体験」にお金をかけるようになったのです。FIRE達成後は、お掃除ロボットなど「僕の代わりに働いてくれるモノ」への投資に目覚めました。

そして最近では、「健康」と「旅行」にこそお金を使い、これからの人生をより豊かにしようと考えています。

今回は、物欲に満ちた僕が「本当に欲しいもの」に気づき、物欲から解放されていった変化を綴ります。これを読めば、物欲に振り回されずにFIRE後の生活を楽しむヒントが見つかると思います。

1. FIRE達成前：欲しいものリストがいっぱいだった自分

FIREを目指していた頃、僕の頭の中は欲しいものでギュウギュウでした。
趣味のキャンプ道具やバイク用品に目がなく、夜な夜なネットショップを眺めながら「これがあれば俺のキャンプはランクアップ間違いなし！」なんて妄想していました。

洋服も同じです。ファッション雑誌を見ては「あの靴いいな…合わせてこれも買おう」とか考えていました。でも、資産が増え、FIREが現実味を帯びてくると、不思議なことが起きました。欲しかったモノが手に入る余裕ができた途端、「本当に必要なのかな？」と考えるようになり、欲求そのものが薄れていきました。

2. 資産が増えるとモノより体験へシフトした理由

いつからか、僕のお金の使い道が変わっていきました。それまでは「新しいテントさえあれば完璧」と信じていましたが、友人たちと行ったキャンプ旅行が何より楽しかったのです。テントの値段なんて全く関係ありませんでした。「あれ、モノじゃなくて一緒に行った時間が良かったんだな」と気づいた瞬間でした。

同じように、バイク用品もだんだんとどうでもよくなりました。新しいブーツを買うより、ツーリングの途中で食べたご当地ラーメンの方が何倍も記憶に残っています。旅行や食事には、モノでは得られない「話のネタ」や「人とのつながり」が詰まっています。高級テントを買って部屋で眺めるよりも、自然の中で笑い合ったあの時間――これに勝るものはないなと思いました。

3. 生活の快適性を重視するようになった選択

FIRE後、物欲が完全にゼロになったわけではありません。でも、その対象は180度変わりました。最近では「お掃除ロボット」や「便利家電」といった、僕の労働力を肩代わりしてくれるアイテムにお金をかけています。
なぜかって？彼らは僕よりサボらず、24時間働いてくれるからです。

お掃除ロボットを買ったときの感動は忘れられません。僕がコーヒーを飲んでいる間に彼が床をピカピカにしてくれる。これって素晴らしくないですか？（いまさら笑）
それ以来、僕の「便利家電コレクション」が少しずつ増えていきました。
朝夕自動でカーテンの開閉をしてくれる家電も買いました。

これがいいんですよ。アラームなしでも部屋に差し込む朝日で気持ちよく目覚めます！

4. ファッションに興味がなくなったわけではないけれど…

僕はファッションへの興味を完全に失ったわけではありません。でも、以前のように「高価なもの＝良いもの」と思うことはなくなりました。むしろ、デザインや着心地を重視するようになり、「流行は去るが快適さは永遠」と悟ったのです。

以前は「このブランドのジャケットを着れば、俺もカッコよく見えるはず」と少し思っていました。でも今では「これって本当に自分が欲しいと思っているのか？」と考えるようになりました。ブランド品よりも、自分に合ったもので、使っていて気分が上がるものを選ぶ方が満足感が高いです。

5. FIRE後の物欲との新しい付き合い方

最近では、「健康」と「旅行」にこそお金を使おうと考えています。健康は、FIRE生活を楽しむためのベースです。たとえば、健康診断やジムの利用に投資することで、心も体も軽くなります。昔なら「ジムなんて三日坊主だ」と思っていましたが、今では「未来の自分へのプレゼント」として意識が変わりました。

また、旅行も僕にとって欠かせない大切な投資先です。新しい土地で見た景色や味わった食事は、何年経っても記憶に残ります。次の旅先を考えるだけでワクワクしてきます。こうした体験は、「買った瞬間がピーク」なモノとは違い、長く楽しめるのが魅力です。
最近は、タイ、ベトナム、台湾、香港などへの旅行の頻度があがりました。
めちゃくちゃ楽しいです。思い立ったら躊躇なく旅立てるのもFIREのメリットですね。
この話はまた別の機会にでも書こうと思います。