人生なんとかなる 甘口 FIREライフ

ゆるく自由に暮らしてます

MENU
40代でFIRE達成|ゆるく自由に暮らしてます。 働かない日々って、意外と忙しい?
「不安なく自由に生きたい」そんなあなたへ、甘口マインドでゆるっと発信中。

\どの記事から読んでも大丈夫!気になるタイトルを探してみて/

FIRE旅バンコク編:写真映えより“心映え”がしたいのよ

👇️ポチッとしてくれると更新エネルギーが貯まります🙇


カンボジアの遺跡群を巡り、静けさと歴史にひたっていた数日間。
時間に縛られない旅のありがたさを、あらためて実感していた。

そして旅は、タイ・バンコクへ。
今回でバンコクは3回目。勝手もわかってるし、少しだけ“慣れ”もある。
でも、到着した瞬間のあの人と音と熱気には、やっぱり毎回ちょっと圧倒される。

出発地のシェムリアップ国際空港はピカピカだったけど、利用者はまばら。
その静けさが妙に心地よかったぶん、バンコクの“都会力”がより強く感じられた。

ホテルは便利な立地にあって、設備もそこそこ。
でもちょっとビジネスホテルっぽくて、なんというか「仕事帰りのシャツ姿が似合いそうな部屋」だった。
旅の荷物を置いたあと、窓からスクンビットの街を眺めながら、
「今回はのんびりめに行こう」と、改めてモードを切り替えた。

バンコクに降り立った瞬間、なんとなく思った。
「ああ、帰ってきたな」って。

観光客でにぎわう駅前も、やたら派手な看板も、スクンビットの喧騒も――
前にも見たことがある風景だけど、今の自分で見ると、またちょっと違って見える。

気負わず、浮かれすぎず。
「ちゃんと戻ってこられたな」っていう、落ち着いたうれしさがあった。

 


 

・バンコクに戻ってきた日 街と味の再会を楽しむ


シェムリアップ国際空港を使うのは、今回の旅で2回目。
数日前にベトナムからカンボジアへ移動したときにも利用していたので、
もう驚きはない……と思っていたけど、やっぱり広すぎ&静かすぎ。

ロビーの大きさと人の少なさが比例していない。今回も貸切感がすごい。

調べてみると、中国の支援で建てられた空港らしく「一帯一路政策」の一環らしい。
将来的には軍事利用も視野に入っているという話もある。
観光のために建てた、という建前はあるけれど……
うん、まあ、いろいろあるんだろうなと察する感じ。

人が居ないのに やたらと立派な シェムリアップ国際空港

フライトは順調で、午前中にはバンコク・ドンムアン空港に到着。
そこから電車に乗って市内へ向かう。

車窓から見える街並みは、いかにもバンコクらしい雑多さがあって、
数日前までいたカンボジアとはまた別のエネルギーを感じる。
高架道路、クラクション、屋台、看板、バイクの群れ。
「ああ、バンコクに帰ってきたな」という感覚がじわじわ湧いてきた。
なぜだろう、また来たではなく、帰ってきた という表現がしっくりくる。

宿は、スクンビット通りの近くにある「Amora NeoLuxe Suites Hotel」
このあたりは日本人の駐在員や長期滞在者も多くて、
街の看板にも日本語が混ざっていたりする。

プロンポンというエリア名にピンとこない人もいるかもしれないけど、
東京でいうと“ちょっと便利で落ち着いた街”みたいな感じだろうか。
BTSの駅も近くて、日系スーパーや日本食レストランも普通にある。

ホテル自体はコンパクトながらも必要十分。
部屋の雰囲気はちょっとビジネスホテルっぽくて、
「働いてる人が泊まりそうだな」と思いながらベッドに座る。

……いや、もう働いてないけど。

チェックイン後は、軽く周辺を散歩。
まず立ち寄ったのが、有名な「フジスーパー」
バンコク在住の日本人にとっては、いわばライフライン的存在。

どら焼きうどん納豆冷凍餃子。棚には日本の味がずらり。
目がいったのはお米のコーナー。ブランド米も置いてあったけど、日本とそれほど変わらない価格帯。

もちろん物によっては「おっ」となるものもあるけれど、
円安の影響はもっとガツンと来るかと思っていたので、そこまでの衝撃はなかった。

「この金額で、異国でちゃんと日本の味が手に入るなら悪くないな」と思えた。
逆にちょっとホッとした自分もいた。

この日はあえて予定は詰め込まず、
バンコクという“知ってる街”のなかを、ゆっくり歩くことにした。

新しい場所を巡るのも旅だけど、
知っている場所にもう一度来て、“今の自分で再確認する”のも旅。

FIRE旅は、そんな日があってちょうどいい。

 

 


・歴史と熱気に包まれたバンコク再訪

この日は朝から、ひとり“好きな場所巡り”モードに入っていた。
まず向かったのは、国鉄フアランポーン駅。1916年に完成した、バンコク最古のターミナル駅だ。

クラシックなドーム天井、ゆるやかに反響するアナウンス、木製のベンチ。
ここに来ると、ちょっとだけ気持ちが整う。
落ち着いた構内の空気と、ゆったり動く人の流れ。
いろんな国を回った後でも「バンコクではまずここに寄りたい」と思ってしまう。
たぶん、それが自分の中の“旅のスイッチ”なんだと思う。

駅のなかでは、旅行者というより“生活の移動”をしている人たちの姿が多い。
時代が進んでも、人が集まって、別れて、また動いていく。そんな駅の原風景が残っている。

最近では高架鉄道やモールばかりが目につくけど、
こういう渋い場所がまだ残ってるってところに、なんか安心する。
観光客向けにがんばってるわけでもない。
ただそこにあるだけなのが、むしろかっこいい。
 

 


・船にゆられて、あの塔の前へ


フアランポーン駅を後にして、次はヤワラート、中華街へ。
食べ歩きはしなかったけど、この“ちょっとゴチャッとした感じ”が嫌いじゃない。

そのまま川の方へ歩いて、チャオプラヤー川に出る。
ここからは、川を運行する船でワット・アルンへ向かうルート。

観光客と地元の人が入り混じって、
どこで降りるのかいまいち分からない感じの船。
船着き場の目の前に、ワット・アルンの塔が立っている。
何度見ても、不思議な存在感だ。

前回も訪れていたけど、今回は天気も良くて、
空の青と塔の白がぴったり噛み合っている。

バンコクの中でもかなり好きな寺院

 


・涅槃と再会、でも静かではいられない


ワット・アルンを見学したあとは、川を渡してくれる小さな渡し船で対岸へ。
揺れる船の上から振り返ると、ワット・アルンの塔がゆっくり遠ざかっていく。
この距離感、ちょっと好き。

ほんの数分の川旅で、今度はワット・ポーへ到着。
目当てはもちろん、あの巨大な涅槃像。

コロナ禍に訪れたときはほとんど貸切状態だったけど、
今回は観光客がしっかり戻ってきていて、それなりににぎわっていた。

涅槃像の表情はあいかわらず穏やかだけど、
その前に立つ人々のテンションがちょっと高くて、こっちは落ち着かない。笑

それでも、仏像の足の裏の螺鈿細工や、天井の細やかな装飾に目を凝らすと、
やっぱりここはすごい場所だと再確認する。

外に出ると、空はだいぶ夕方の色。
このあとの予定に向けて、少し足を早めることにした。

涅槃像の足の裏からは 宇宙のパワーを感じる


・絶景レストラン ただし景色は人だかりの向こう側


ワット・ポーから少し歩いて、川沿いのレストランへ。
目的は夕暮れのワット・アルンを眺めながらのトムヤムクン。

テラス沿いの絶好のビュー席に通されて、
「これは今日いちのご褒美かも」と内心ガッツポーズしていた。

 

……が、着席して数分後、静かな祝福タイムは終わった。

ワット・アルンの絶景テラス席。
…のはずが、目の前には某アジア圏から来た観光客グループが陣取り、
ポーズ → ジャンプ → 指ハートの撮影ループが30分続くとは さすがに想定外だった。

いや、彼らの国の「自己プロデュース力」は本当にすごい。
ワット・アルンは、ほぼ背景として処理されていた。

それでも、トムヤムクンは文句なしに美味しかった。
スパイスと酸味がちょうどよくて、暑さでへばった体にじんわり効く。

旅行でテンションが上がるのはわかる。
けど、もう少しだけ周りのことも見て動けたら、もっといい旅になるのになぁ
なんて思ってみたけど多分無駄なんだろうね。

 


・ムエタイ その空気に飲まれる


夕食を終え、Grabを呼んで向かったのはラジャダムナン・スタジアム。
ムエタイの本場、その中心地。



正直言うと、格闘技にはそんなに詳しいわけじゃない。

でも「本場の空気は一度くらい味わっておくか」という軽い気持ちで行ってみたら、
思っていたよりずっと面白かった。いや、引き込まれた。

会場は思ったより広くて、ライトに照らされたリングの周囲には観客がぎっしり。
開始前から、どこか緊張感のあるざわめきが漂っている。

試合が始まると、独特の音楽とともに、選手たちの動きに目が釘付けになる。
拳や足のぶつかる音、客席からの掛け声、体を打ち合う緊張感――
全部“生”の迫力だった。

僕は完全に初見の観客、でもそれでも、最後の試合が終わるころには、
「また観に来たいな」と思っていた。

会場の空気ごと観ると、モニタ越しで見るのとはまったく違う。
旅先でそういう“本物”に出会えると、また来たくなる。



 


・まとめ:FIRE旅は自由と静けさのバランスでできている


ベトナム、カンボジア、タイと巡ってきた。
国ごとに風景も文化も違って、テンションも違う。
その違いを楽しむはずの旅で、気がついたことがある。

僕には、静かな時間がちゃんと必要だ。

フエの寺院、シェムリアップの遺跡、フアランポーン駅――
印象に残った場所を思い返すと、どこも“静けさのある場所”だった。

賑やかな観光地もいい。にぎわいも活気も悪くない。
でも、そのなかで自分のテンポを保てなくなると、旅はただ疲れるだけになる。

時間にも場所にも縛られないFIRE旅だからこそ、
周囲に合わせすぎず、自分の“ちょうどよさ”で旅するのが一番いい。

無理に予定を詰め込まず、
なんとなく寄ってみて、気に入ったら少し長く滞在してみる。
そういう旅が、結局いちばん心に残る気がしている。

 


・次回予告:歴史の古都 アユタヤ


東南アジア3カ国をまわってきた旅も、いよいよ終盤。
次に向かうのは、かつて王都だったあの街――アユタヤ。

観光地としての顔と、ローカルな時間が同居する、独特の空気。
あちこちで遺跡が静かに立ち、どこかで猫があくびをしているような、
そんな“ゆるい歴史の中”を歩く時間。

僕はバンコク発のアユタヤ日帰りツアーに参加したんだけど、
帰りの車には乗らず、途中でツアーを離脱して、そのままアユタヤに泊まることにした。

そんなことができるのも、この旅ならでは。
誰かに怒られるわけでもないし、帰る時間だって自分で決められる。

 

Enjoy FIRE!
次回の投稿もお楽しみに!

 

更新情報を X で受け取る

 

FIRE系のブログがいろいろあります
↓↓↓
PVアクセスランキング にほんブログ村